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小樽ゲストハウスハーベスト|Otaru Guesthouse Harvest

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ハーベストの本棚:第6回『勇午 フィリピンODA編』(全3巻)

      2017/07/31    小樽総合デザイン事務局

小樽ゲストハウスハーベストにある本を紹介するハーベストの本棚

こんにちは、小樽総合デザイン事務局の中村です。

ゲストハウスハーベストにある本を紹介する「ハーベストの本棚」。
第6回は『勇午 フィリピンODA編』です。
『勇午シリーズ』は全22巻ですが、『フィリピンODA編』は3巻完結です。
ハーベストにあるのはこの3巻のみですが、他の巻を読まなくても十分楽しめます。


『勇午』はフリーの交渉人・別府勇午が様々な問題を解決する社会派サスペンス漫画です。
社会派というだけあり、毎回かなり綿密に取材を行っているそうで、文化・社会・歴史的背景が、実に綿密に描かれてます。

現実を意識した作風

誤解を恐れずにいうと、これは漫画であって漫画ではありません。

作画がとことん写実的。
いや、“実写的”という方が正しいかもしれません。
漫画というよりは、映画に近いです。。

背景や小道具、モブ(背景にいる人々)はおそらく実際の写真を元に描かれています。というか、ほとんど写真加工です。
ただし、単純な加工ではなく、あくまで絵として作っているので、違和感はありません。
写真加工背景については「手抜きじゃないか」「誤魔化しだ」と漫画界では度々批判の的になっているんですけど、個人的な意見を言えば、表現手法としてアリだと思います。
本作のようなリアリティを必要とする作品では特に効果的です。説得力が増します。

また、コマ割りやアングルのような表現手法も、かなり「カメラ」を意識して描かれているように見えます。
手前に焦点を合わせて背景をぼかすシーンとかあるし。漫画であまり見ないですよね。ぼかしって。

リアリティを追求した漫画はたくさんありますが、ここまで実写的(カメラ的)な表現を意識した漫画は珍しいのではないでしょうか。

 

現実にありそうな問題を描くリアリティ

ややネタバレになりますが・・・。
フィリピンODA編では、旧日本軍が残した化学兵器を巡る争いに巻き込まれます。

旧日本軍が残した○○って、割とよくある設定だと思いますが、「無きにしも非ず」なネタでもありますよね。
本作では、そこに歴史や現地の文化、政治的な思惑などが綿密に描きこまれます。
それにより、「無きにしも非ず」なネタが途端に現実味を帯びてくるんですね。

また、問題を解決する手段もリアルです。
勇午の職業は交渉人。人との対話です。
作中には派手なアクションもたくさん登場しますが、基本的には聞き込みがメインです。
聞き込みや調査から得た情報をうまく利用し、駆け引きを行います。
つまり、情報こそが最も力を持つわけです。
現実でもそうですよね。経済にしろ戦争にしろ、成功や勝利には情報は欠かせません。
そして勇午はその情報の使い方が実に大胆です。そのせいでいろいろピンチになることもありますが、最終的には確実に交渉を成功させます。

あまりにも現実的すぎる情報戦だとちょっと退屈ですが、勇午が大胆なおかげでこの漫画は一切退屈しません。
その辺の現実と非現実のバランスが非常に良いです。

そういったバランス感覚も、映画的といえるかもしれません。

 

おわりに

映画のような漫画『勇午』。漫画的な漫画が好きな人はもしかしたら苦手かもしれません。
ただ、その分、普段漫画を読まないような人でも、違和感なく楽しめる作品だと思います。
『フィリピンODA編』は3巻完結なので、読みやすさも抜群です。
1泊のお客様でも気軽に読めますね!

ただひとつ注意点がありまして。
3巻を読む際は、冒頭にある人物紹介は見ないでください。壮大なネタバレがあります(笑)
私は人物紹介とか読み飛ばす方なので助かりましたが、細部まで読まないと気が済まない性格の方は注意してください。

以上、中村でした。

小樽総合デザイン事務局

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