言語:

facebook
rss

一人旅・グループ・ご家族での旅行、ビジネス、カプセルホテルとして|安くて快適なホステル!小樽駅徒歩15分にオープン! 一人旅・グループ・ご家族での旅行、ビジネス、カプセルホテルとして
安くて快適なホステル! 小樽駅徒歩15分にオープン!

小樽ゲストハウスハーベスト|Otaru Guesthouse Harvest

〒047-0036 北海道小樽市長橋1-2-3
0134-27-9736
info@otaru-harvest.com

カーナビは電話番号ではなく、住所またはマップコード(164718777*3)をご使用ください

ハーベストの本棚:第5回『SIDOOH-士道-』(1~4巻)

      2017/07/31    小樽総合デザイン事務局

小樽ゲストハウスハーベストにある本を紹介するハーベストの本棚

こんにちは、小樽総合デザイン事務局の中村です。

ゲストハウスハーベストにある本を紹介する「ハーベストの本棚」。
第5回は『SIDOOH-士道-』です。
全25巻(完結)+外伝1巻で、ハーベストには4巻まであります。

ちなみに中村は全巻読んだことがあります。

時は幕末。コロリ(コレラ)で母親を亡くした14歳と10歳の兄弟、雪村翔太郎と源太郎。ふたりは父の形見の刀を手に、「強くなる」ために江戸へ向かいます。

その道中、ふたりは剣の達人・朝倉清蔵と出会います。「強くなる」ため、清蔵に剣の教えを乞う翔太郎ですが、清蔵の策略により、カルト教団「白心郷」にその身を売られてしまいます。

ネタバレになるので省略しますが、なんやかんやあって、ふたりは白心郷で剣術を学び、やがて人斬りへと成長します。
4巻まで描かれているのはこのあたりまで。


 

リアルなファンタジー

週刊ヤングジャンプに掲載されていたこともあって、翔太郎と源太郎は反則なくらい強いです。相手が複数人だろうと、いとも簡単に斬り捨てます。その辺は非常にジャンプ的です。

しかしそこはヤングジャンプ。少年ジャンプとは一線を画します。

いくら強くても、剣から謎の光線が出たり、岩をぶった斬ったり、空を飛んだりとか、そういうことは決して起こりません。必殺技すらないです。
斬り合いは常に泥臭く、そして残酷に描かれます。

漫画にありがちなご都合主義的展開も少なく、主要人物だろうとなんだろうと、ピンチになったらそうそう助かりません。
「この人助かるよね? 死なないよね?」→「うわああああ」な展開が何度あったことか。
まあ、4巻まではまだそうでもないですけど。

ただ、ストーリーは割とエンターテイメント的です。
4巻では黒船に殴り込みに行ってますし。

物語の核となる白心郷の教祖・瑠儀の存在もそうですね、
瑠儀のカリスマ性や強運、しぶとさなんかは非常に漫画的です。
しかしながら「リアル」の枠は決して超えない。

そういったリアルとファンタジーのさじ加減が絶妙です。
ファンタジーに寄りすぎると少年漫画になるし、リアルに寄りすぎると大人しか読まなくなる。
そのバランスのとり方が非常に上手いと感じました。子どもから大人まで楽しめます。(小学生にはまだ早いですが)

 

歴史ifとしての面白さ(5巻以降ですが)

ややネタバレになりますけど、この物語のラスボスは白心郷の教祖・瑠儀です。
瑠儀を打ち倒すことが物語の最終目標です。

しかし、そこに幕末の動乱が複雑に絡み合います。

時代の流れを読み、討幕派として表舞台に立ち始める瑠儀。
そしてそれを追う雪村兄弟。
彼らもまた、瑠儀を追ううちに歴史の波に呑まれ始めます。

そう、『SIDOOH-士道-』は、幕末という時代に瑠儀というカリスマ的教祖がいたらどうなっていたのか、雪村兄弟がいたらどうなったのか、そんな「歴史if」の物語でもあるのです。

4巻で黒船討伐向かった雪村兄弟は、その後いろいろあって会津藩に行きつきます。

会津藩と言えば、攘夷派と対立し、悲劇的な敗北を喫した藩です。
老若男女問わず、多くの犠牲者が出ました。
忠義に篤く、愚直と呼べるほど真面目で融通が利かない。それ故に起こる悲劇は、どこか太平洋戦争時の日本を想起させます。
新しい思想を掲げ自由な国づくりを目指す討幕派とは正反対の立ち位置ですね。
そのため、幕末ものではどちらかというと悪者として描かれやすいです。

雪村兄弟は、そんな会津藩の下で、武士としての生き方、すなわち「士道」を探求します。
もうこれだけで、ハッピーエンドは期待できないですよね。
もっとも、1巻の第1話の時点で、誰もこの物語にハッピーエンドなんて期待してないでしょうけど。

一方、瑠儀は幕府を打ち倒すため、攘夷派の志士たちと共に動き始めます。

その流れで、この物語には歴史的な有名人が多数出てくるわけですが、その描き方も面白いです。
主人公が幕府側なせいか、描き方がすごく公平なんですね。
もちろん、会津藩を一方的に悪く描くことはないし、だからといって攘夷派を悪役として描くわけでもない。
登場する人物にはそれぞれに正義や打算があって、それ故に対立が起こります。
この辺りはなんというか、歴史に対する敬意のようなものを感じました。

中でも坂本龍馬が面白かった。
未だに多くの人に愛される幕末のヒーローですが、まさかあんな描かれ方をするなんて。
ヒーローとしてのフィルターを外した龍馬がどう描かれているのか、そしてそこに雪村兄弟や瑠儀がどう絡んでいくのか、この辺りはぜひ読んでいただきたいです。(ハーベストにはまだありませんが)

 

おわりに

いかがでしょうか。
ハーベストにはまだ4巻までしかありませんが、是非とも全巻読んでいただきたい一作です。
歴史に興味がない人でも十分楽しめる内容です。

ちなみにハーベストの各部屋のルームプレートには、家紋が付いています。
どこかに坂本龍馬の家紋があるので、ぜひ探してみてください。

坂本龍馬の家紋はこちら → クリック

以上、中村でした。

小樽総合デザイン事務局

 - ハーベストの本棚 , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事