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小樽ゲストハウスハーベスト|Otaru Guesthouse Harvest

〒047-0036 北海道小樽市長橋1-2-3
0134-27-9736
info@otaru-harvest.com

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ハーベストの本棚:第2回『鉄子の旅』(全6巻)

      2016/02/11    小樽総合デザイン事務局

小樽ゲストハウスハーベストにある本を紹介するハーベストの本棚

鉄子の旅は、トラベルライター・横見浩彦氏が鉄道の旅の道中に巻き起こすアレやコレを描いたギャグ漫画です。

え? ノンフィクション?
こんな面白い人いるわけない。

こんにちは。
小樽総合デザイン事務局の中村です。

ゲストハウスハーベストにある面白い本を紹介する「ハーベストの本棚」。
第2回は『鉄子の旅』です。

皆さん、鉄道は好きですか?

中村はそうでもないです。

数あるオタク趣味の中でも、鉄道オタクって、なかなかイメージが向上しませんよね。
漫画アニメゲームはだいぶ市民権を得たのにね。

『鉄子の旅』は、鉄道の魅力を伝えるべく、漫画家・菊池直恵氏(←鉄道に興味ない)がトラベルライターの横見浩彦氏と鉄道の旅に出るノンフィクション・トラベル漫画です。ギャグ漫画ではありません。決して。

 

鉄道オタクと横見浩彦氏

鉄道オタクにはいろいろな種類があります。
有名なのは鉄道写真をこよなく愛する「撮り鉄」ですよね。
人口も多いです。

他には、鉄道に乗ることをこよなく愛する「乗り鉄」とか、鉄道に関する「音」が大好きな「録り鉄」とか、途中下車して駅を楽しむ「降り鉄」とか、まあたくさんいるわけです。細かく分類すると30種類以上になるとかならないとか。

で、この漫画で登場する横見浩彦さんは「乗り鉄」(+降り鉄)です。ひたすら乗っては降りてを繰り返すことに情熱を注いでいます。
情熱を注ぎすぎて、日本の全駅下車を成し遂げるほど。すごい! でも微妙に尊敬しづらい!

作者はこの横見さんと鉄道であちこち旅に出るんですけど、ぶっちゃけ旅の話は二の次です。
作中では、ひたすら横見さんの横暴と奇行が描かれ続けます。

たとえば

  • 自他共に認める鉄道オタクなのに「それじゃあまるでオタクみたいじゃないか!」と怒る。
  • トラベルライターなのに説明をまったくせず「行けばわかる」で押し切る。そして実際行っても何が「わかる」のかわからないまま。
  • そのときの気分で言うことが二転三転する。
  • 一日乗車券などの乗り放題券があったら、元をとるまでひたすら乗り降りする。
  • 鉄道以外興味ないのであちこち旅をしているのに観光名所をまったく(まったく!)知らない。
  • 女性のゲストに「ミニスカートはいてきて」と要求する。

などなど。

作者の菊池さんはひたすらそれに振り回されます。

あれ? 鉄道の魅力が伝わるどころかイメージが地に落ちてる・・・?

だがしかし! これが案外そうでもない。

こんなトンデモキャラとして描かれている横見さんですが、どこか憎めません。
横見さんのドストレートな情熱と、妥協も反省もない欲望が、呆れを通り越してもう面白すぎです。

横見さん本人も「これってすっかりギャグマンガじゃないか」と認めています。まさかの本人公認。

そんなわけで、マイナー誌での連載だったにもかかわらず、アニメ化されるほどの人気に。
横見さん自身も旅先で一般人から声をかけられるほど有名になりました。
めでたしめでたし。

 

横見さんの駅愛

作中、横見さんは「乗り鉄」として紹介されていますが、現在の分類でいうと、どちらかというと「降り鉄」です。駅愛がハンパないです。

中でも秘境駅が大好き。

駅舎は古ければ古いほど良く、周りの建物は少なければ少ないほど良い。もっといえば駅舎もなくてOK。何もないところにホームと線路と駅名標があるだけで満足できる。そんな人です。

このへんはあれですねー
漫画では「横見さんはやっぱ変わってる」というノリで描かれてるんですがねー
中村は横見さん側なのです。

古い駅いいですよね!
木造でボロボロの駅最高ですよね!
ホームと駅名標だけの駅が田んぼにポツンとあったりしたら最高ですよね!
周りに建物が見当たらない「誰が利用するんだろう」って駅とかテンション上がりますよね!

横見さんは変じゃない!
横見さんは絶対的に正しい!

さて、そんな横見さんが計画する『鉄子の旅』なので、秘境駅がたくさん出てきます。山の中の駅とか、地下深くにある駅とか。
これがもう最高です。今すぐ行きたい駅ばかり!
さすがトラベルライターですよ!

ひとつ残念なのは、作中で横見さん以外にこの素晴らしさに気付いている人がほぼいないという点。
でも、案内人が横見さんでは仕方ないかも。横見さんが面白すぎなので。駅どころじゃないよね。

『鉄子の旅』は6巻完結ですが、その後、別の漫画家による『新・鉄子の旅』が2013年まで続きました(全5巻)。
『新・鉄子の旅』でも相変わらずのようで、横見さんは己の欲望のままに皆を振り回しています。
どうかこのまま我が道を歩み続けて欲しいですね!

 

おわりに

いかがでしょうか。
各地を鉄道で巡りながら横見さんのトンデモ発言&行動を描く『鉄子の旅』。
鉄道に興味のない人でも楽しめる作品です。
一応旅要素もそれなりにあるので、純粋にトラベル漫画としても面白いです。

ちなみに『鉄子の旅』を読んで最も行きたくなった路線は「大井川鐵道」。駅も車両も風景も素敵です。ちょっとしたテーマパークみたい。

『鉄子の旅』には出てきませんでしたが、今一番行きたい駅はJR鶴見線の「国道駅」です。廃墟感があってワクワクします。

小樽近郊でオススメの路線は田園田舎線学園都市線こと札沼線。ど田舎。
小樽市内でオススメの駅は塩谷駅と蘭島駅です。古い跨線橋がいい感じ。桜の時期は南小樽駅もいいかも!

小樽総合デザイン事務局では北海道の無人駅の紹介もしています。
よろしければご覧ください。

小樽総合デザイン事務局:北海道の無人駅を紹介
小樽総合デザイン事務局:無人駅

以上、中村でした。

※冒頭でも書きましたが、中村は鉄道マニアではないです。念のため。

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